スタッフ日記
パールホテル太田のスタッフ日記です。
館林つつじが岡公園
群馬県館林市にある「つつじが岡公園」は、名前の通り、ツツジの名所です。日本一どころか世界一という研究者もいるほどのツツジの群生があります。公園付近一帯は、古くからからヤマツツジが自生していて、「つつじが崎」と呼ばれていました。
ツツジは歴代の館山城主や愛好家や自治体によって手厚い保護と育成が図られ、樹齢800年を超える高さ5mのヤマツツジや、新田義貞の妻「勾当の内侍(こうとうのないし)」遺愛のツツジなど、今では古木名木50品種以上約10,000株のツツジが植栽されています。昭和9年12月28日には国の名勝に指定されました。
15~16世紀に築かれたとされる館林城は、別名尾曳(おびき)城とも言われ、城沼を天然の要害として建っていました。しかし、現在ではほとんど遺構が残っておらず、跡地に市役所、文化会館、市立図書館、向井千秋記念子ども科学館などが建てられています。
館林城は、1590年(天正8年)、徳川家康の関東入封に伴って、徳川四天王の一人である榊原康政が館林10万石の初代城主となって以降拡張工事が行われ、同時に検地や城下町の整備や治水工事などが行われて栄えました。しかし、榊原康政の死後は藩主による長期の支配が無く、幾度か廃藩され天領になるなど不安定な藩でした。
伝説によると、1605年(慶長10年)、榊原康政の寵愛を一身に集めた側室の「お辻」が正室の妬みに耐えきれず、城沼に身を投げてしまいました。康政はお辻を偲んで
「つつじが﨑」にヤマツツジを植えたとされています。城沼北岸の善長寺には、お辻と、共に身を投げた侍女のお松の供養塔が建てられています。
パールホテル太田からは車で30~40分ですのでゴールデンウィークにでかけてみてはいかがでしょうか!
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