スタッフ日記

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パールホテル溝ノ口のスタッフ日記です。

2021年6月3日

川崎市高津区の名物は。

6月の梅雨時期、思ったほど雨は降らなくて助かっておりますが、この先農作物の生育を考えると、

幾らかは雨が降っていただかないと、野菜が高くなってしまったりするので、少し心配に感じております。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

我が高津区の名物久地円筒分水に、営業途中で立ち寄りました。

古くは江戸時代、二ヶ領用水は多摩川から上河原堰及び宿河原堰の2箇所で取水されたのち、高津区久地で合流し久地分量樋へ導かれ、そこで四つの堀(久地堀、六ケ村堀、川崎堀、根方堀)に分水されていました。

久地分量樋は樋(水門)によって、決められた水を分ける施設でしたが、正確な分水ができず、水量をめぐる水争いが絶えませんでした。

そこで昭和16(1941)年に『久地円筒分水』が造られました。 二ヶ領用水から取り入れられた水は、平瀬川の下を潜り、再び噴きあがってきた水を円筒の円周経比によって四つ堀に分水し、各堀へ正確に用水を提供しています。 この円筒分水の技術は、当時としては大変優れた自然分水方式たったことから、各地での同様のものが築造されました。

久地円筒分水はその歴史的な重要性や全国に広がる初期の円筒分水の事例であることから、平成10(1998)年に国の登録有形文化財に登録されています。

川崎ホームページから引用させていただきました。

サイフォーン方式で、この円筒から水が噴きあがる姿は素晴らしいと感じました。春はこの木々に桜の花が咲きより一層感動をするように思われます。

住所 高津区久地1-34-25

交通案内

JR久地駅から川崎市バス溝06系統『第三京浜入口』行き、東急バス向02系『二子玉川』行き『新平瀬橋』下車徒歩2分

土木技術のすばらしさ、先人の考えがここに立つと感じられます。
久地円筒分水2